
「ピンポーン」
PayPayカードの支払いが遅れ始めてから、ただの宅配便ですら、心臓が口から飛び出しそうになるんです。
日中は仕事でなんとか気を紛らわすけど、夜、一人で部屋にいるとダメですね。
玄関のほうで物音がするたびに、「来たのかもしれない」って。
スマホで『カード 滞納 家に来る』なんて、我ながら情けないキーワードで検索しては、余計に不安になる。
そんなことの繰り返しでした。
あなたも、今、同じ気持ちだったりしませんか?
先に言っておくと、私の場合は、家に誰かが押しかけてくることはありませんでした。
「家に来る可能性はゼロじゃない」って、脅し文句にしか聞こえない
ネットで調べると、決まって出てくるこの言葉。
「可能性は低いがゼロではない」
で、さらに眠い目をこすって調べていくと、どうやらカラクリがあることがわかってきました。
PayPayカードの人がいきなり家に来る、っていうよりは、話が少し進んだ段階で登場人物が増えるみたいなんです。
それが、「債権回収会社」っていうところです。
でも、これも調べてみたら、法務大臣の許可がないと営業できない、ちゃんとした会社なんだそうです。
ドラマみたいに、ドアをガンガン蹴飛ばしたり、大声で怒鳴ったりしたら、その会社が法律で罰せられる。
そういう仕組みになっていると知ったときは、少しだけ、本当に少しだけ、息がしやすくなったのを覚えています。
彼らが家に来る目的も、脅すためじゃなくて、話し合いのため。
私が一番怖かったのは督促電話でした
滞納していた頃の私にとって、一番怖かったのは、督促電話でした。
「電話に出るのが怖い」「払えません」の一言が言えない。
そのせいで、事態はどんどん悪い方へ転がっていく。
もし、あなたが今、あの頃の私と同じ状況なら、一つだけ、試してみてほしいことがあります。
もちろん怖いです。気まずいし、何を言われるか不安だと思います。
でも、向こうも人間です。「すみません、今月厳しくて…」そう正直に話せば、鬼のような剣幕で怒鳴られることは、まずありません。
むしろ、「そうですか、ではいつ頃なら可能ですか?」と、意外と事務的に話が進むことのほうが多いんです。
もし、それすらも無理だと感じたら、弁護士さんや司法書士さんたちに相談してみて下さい。
「そんな大げさな…」と思うかもしれないけど、彼らは借金問題のプロ。
あなたが「もうダメだ」と思っている状況でも、解決策を知っています。