PayPayカードの支払いが出来ず債務整理をした私の体験談

鳴りやまない督促の電話…精神的に限界だった日々

いつ鳴るか分からないPayPayカードからの督促電話に、一日中怯えていました。

知らない番号からの着信があるたびに、心臓が跳ね上がる。

仕事中でも、スマホが震えるたびにビクッとして、全く集中できませんでした。

PayPayカードや他のカードの支払いが完全に滞ってしまい、督促の電話が鳴りやまない毎日。

もう、精神的に限界でした。

家に帰れば、郵便受けを恐る恐る覗き込む。家族にだけは絶対に知られたくない。

その一心でなんとか平静を装っていましたが、心の中はいつもパニック寸前。

夜、布団に入っても、天井を見つめながら「この先どうなるんだろう」と考えるだけで、朝まで眠れない日も珍しくありませんでした。

もう、自分一人じゃどうにもならないな

そう思ったとき、半ばヤケクソな気持ちでスマホで検索したのが「借金相談無料」という言葉でした。

いくつか出てきたサイトの中で、「こちらの司法書士事務所」に相談する事にしました。

「相談したからって、解決する保証なんてない」と疑う気持ちもありましたが、ホームページに書かれていた「相談は無料です。お気軽にご相談ください。」という言葉に、少しだけ救われたような気がしたんです。

意を決して、ホームページの相談フォームに今の状況を書き込んで送信すると、すぐに事務所から連絡があり、電話で先生と直接話すことになりました。

顔が見えないぶん、余計に緊張して、声が震えてしまったのを覚えています。

でも、電話口から聞こえてきた先生の声は、想像していたよりもずっと優しくて穏やかでした。

「大変でしたね」という第一声に、張り詰めていたものが一気に緩んで、ああ、この人にならちゃんと話せるかもしれない、と素直に思えました。

これまで誰にも言えなかったお金のこと、督促の恐怖、将来への不安。

そんな私の話を、先生は急かすことなく、じっくりと聞いてくれました。

ひと通り話し終えた後で、「大丈夫ですよ。ちゃんと解決する方法はありますから」と言って、「任意整理」という手続きについて、わかりやすく教えてくれたんです。

法律の難しい話というよりは、「これから毎月、無理なく返していけるように、カード会社と交渉していく方法があります。」という、説明をしてくれました。

ただ、一つだけどうしても引っかかったのが、いわゆる「ブラックリストに載る」ということでした。

将来ローンが組めなくなるかもしれないと思うと、正直怖かったです。

でも、それ以上に耐えられなかったのが、毎日かかってくる督促の電話でした。

いつ鳴るか分からない電話に怯える生活は、もう限界だったんです。

「ブラックリストに載る不安よりも、この電話から解放されたい」その気持ちの方が、圧倒的に強かったですね。

先生から「きちんと返済を終えれば、一定期間でその情報は消えますよ」と説明を受け、今のどうしようもない状況を抜け出す方がずっと大事だし、少し未来が見えた気がして、納得してお願いすることにしたんです。

依頼すると数日で、本当にピタッと、あれだけ鳴り続けていた色んな会社からの督促の電話が、全て止まったんです。

ずっと鳴り響いていた警報が、急に止んだような感じです。

どれだけ自分が追い詰められていたのか、その時改めて実感しました。

家族にバレることもなく、平穏な日常が戻ってきたことが、何よりありがたかったです。

今は、先生が作ってくれた計画通りに、少しずつ返済を続けています。

もちろん楽ではありませんが、あの頃のような絶望感は全くありません。

「いつか終わる」という希望があるだけで、こんなにも気持ちが違うのかと驚いています。

もし、昔の私と同じように、誰にも言えずに一人で借金のことで悩んでいる人がいたら、本当に、一日でも早く専門家に相談してみてほしいです。

勇気がいるのは、すごく分かります。

でも、その一歩が、確実に未来を変えてくれます。少なくとも、私はそうでした。